皆様、こんにちは!
DIY解放区管理人のぼんたでございます。
前回、ドバミミズの採り方についてご紹介しました。

川釣り最強のエサと言われるドバミミズ。
うなぎ・鯉・ナマズ・ギギ・ウグイ・ドンコとなんでも釣れます。
あの高級食材のスッポンを釣ることも可能です。

ドバミミズの弱点
釣りエサとして実績の高いドバミミズですが、実は弱点がたくさんあります。
予備知識として覚えておきましょう。
弱点① 獲れる季節が限定される。
釣りで使えるサイズのドバミミズが採れる期間は、6~10月です。(関西の場合)
弱点② ドバミミズは、暑さに弱い。
初夏によく獲れるドバミミズですが、なんと暑さにめっぽう弱いです。
日光の当たる場所に保管しておくと、すぐ溶けて腐敗してしまいます。
弱点③ ドバミミズは、海で使えない。
ドバミミズは淡水では最強エサですが、海で使うと一瞬で皮のお化けになります。
浸透圧で水分が奪われるためです。
弱点④ 夜に採取できない。
夜間にヘッドライトで土を照らしながら大きなスコップで掘る姿。
それは、世間的には「不審者」に見えます。
ワタクシ、ドバミミズを夜間採取中に職質された経験があります。
じゃあ早朝にドバミミズ掘れば?って話ですが、出勤前は眠いので…うーん。
家族レジャーとしてもおすすめ!テナガエビ捕獲。

世間一般でいうテナガエビのイメージは、釣りエサとしてではなく、ビールのおつまみとしての印象が圧倒的に強いと思います。
そんなテナガエビ、5月GWあたりから姿を見かけるようになるので、無料で捕獲することができます。
テナガエビ獲りの方法
テナガエビを狙う方法は2つあります。
・竿釣り
・網による捕獲 です。
竿釣りは、川釣りの醍醐味が詰まっているのですが、小さなお子様が実施するにはハードルが高いです。
そこで本日は、親子レジャーとして気軽に楽しめる「網による捕獲」をご紹介します。

獲れる時期は5~10月。
ほぼウナギ釣りの時期と重なります。
- 近所の川でたくさん獲れる。
- 子供が大喜び。夏休みのレジャー体験に。
- ウナギ釣りの餌に使える。
- おつまみにも最高。
手長エビ獲りは、いいことだらけ。
テナガエビ捕獲に必要な持ち物

おうちにあるものがあれば流用可能です。
但し、エビ網だけは必需品です。
「エビ網」の購入。

エビ網とは、テナガエビなど狭い岩場に潜む生物を採集するために設計された網枠が小さい網です。
網のメッシュが大きいので水中抵抗が低く、水中で自由自在に動かすことができます。

少し大きな釣具店やネット通販で手に入ります。
※自作もしましたが、適度なメッシュが手に入らず、今のところ市販品がベスト。

エビ網と普通の網の違い
エビ網は、その抜群の使いやすさから自分がエビ・小魚取り名人になった錯覚を味わえます。
テナガエビだけでなく、ドンコ・ハゼ・オイカワ・稚鮎・ハエ、ブラックバスの稚魚など小魚全般を簡単に捕獲できます。
「ヘッドライト」の購入。
夜のレジャーで必需品となるヘッドライト。

持っていくのを忘れたら、小声で歌うくらいしかやることがありません。
ここで、少し脇道に逸れてヘッドライトについて語ります。
釣りのヘッドライトは明るさが重要です。
水中のテナガエビをしっかり照らすには、光量が150ルーメン(lm)以上のヘッドライトを用意しましょう。
※ルーメン(lm)とは光の強さです。150lm以上あれば快適な夜釣り・屋外レジャーが楽しめます。

↑ヘッドライトの老舗ジェントス社製品を参考に、照射目安を作りました。
照射角度やワイドビームなどで差はありますが、ご参考にしてください。
センサー付のヘッドライトとは
センサー付のヘッドライトとは、ライト前方に人感センサーが搭載されている機種です。

ライトのON・OFFが多い夜釣りにおいて、めっちゃ便利な機能です。
釣りの場面では、両手が塞がっていたり、汚れているケースがよくあります。
こんな時にセンサー機能があれば、スイッチを押さずにサッと照明ON・OFFが実現。
イラストでは手のひらをかざしておりますが、手の甲や手首、腕でもOKです。
フォーカルコントロール機能とは
釣りをしていると、もっと広範囲に照らしたいなとか、もっと強く照らしたいっていう時があります。
そんな想いを叶えてくれるのがフォーカスコントロールという機能です。
指先一つで自由自在に照射調整ができるので、大変便利。
写り方の違いをご覧下さい。

写り方が全然違いますね。
主な使い分けとしては、釣り場までの道中はワイドビームで広範囲に、水中のテナガエビや小魚を探す時はスポットビームでクッキリと照らすパターンがおすすめです。
他にもチェックしておきたいのが、可動式ヘッド機能の有無です。
可動式ヘッド機能とは
どうしても欲しい機能が、可動式ヘッド機能です。
ヘッドライトの照射角度をカチカチと動かして任意の角度に調整することができます。
とても地味な機能ですが、釣り散策中に自分の頭を上下に動かさなくて済むので、首がとても楽です。
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↑ジェントス社のデルタピークDPX-333D。(記事掲載DPX-233Dの後継モデル。)
上述したモーションセンサー・フォーカスコントロール・照射角調整機能を全て搭載し、基本性能もばっちりです。
・400lm(強)/7時間
・200lm(弱)/13時間
・防塵/防滴で多少の雨なら大丈夫。
と充実のスペックです。
※同じジェントス製品でも、
・モーションセンサー無し
・フォーカスコントロール無し
・その代わりもっと明るい
とか色々なシリーズがありますが、釣り使用なら多機能のデルタピークシリーズを断然おすすめします。
ポータブル容器の自作(2Lペットボトル)
エビ網・ヘッドライトの準備ができたところで、次は獲ったテナガエビをキープする容器のご紹介です。
テナガエビが獲れた時、いちいち活かしバケツまで往復するのは大変です。
そこでおすすめなのが、2Lペットボトルを加工したポータブル容器の自作。
肩から掛けて携帯できるので、捕獲したテナガエビを効率的にキープできます。
準備するもの

・2Lペットボトル
・ハサミまたはカッターナイフ
・ビニールひも
・ミニルーター
ミニルーターはなくてもペットボトルに小さい穴を開けられるなら、カッターとかでOKです。
ポータブル容器、自作開始!
①ラベルを剥がします。

②ペットボトル上部を写真くらいの位置でカット。
綺麗に2分割にカットできました。

③カットした上部の加工。
下の写真をご覧ください。
カットした下部が内側にへこみ加工されております。

このままでは上部と下部をドッキングした時にグニャッと変形してしまうので、少し加工します。

少し切り欠きを入れました。これではめ込みやすくなります。
続いて、飲み口の部分の穴を広げます。

ちょきちょき。

広がりました。これでテナガエビがスムーズに収納できます。
④ミニルーターで紐部分の穴あけ
上から1cmくらいのところに5mmくらいの穴をあけましょう。

ウィイーーン。簡単にきれいな穴があきました。裏側も穴あけします。

⑤ビニールひもを結びます。
まずは、片側をしっかり結びます。

もう片側は、実際に肩掛けして使い勝手の良いひもの長さで結びましょう。

⑥2分割したフタを被せて完成!
お子さんが使う場合は、ひもを解ける結び方で長さ調整してあげましょう。
持ち物が増えますが、予備も含めて2~3個作って持っていくと大活躍します。

このペットボトルの中に川の水を入れて使うことで、移動しながらテンポよくテナガエビの採集・活かしができます。
帰る間際、一度水を入れ替えて酸素補充しましょう。家まで活かして持ち帰ることができます。
いざ、テナガエビ獲りに出撃!
テナガエビ出現は夜限定です。
昼間は岩陰に隠れているので見つけられませんが、夜になるとワンサカ出現します。

テナガエビって本当に簡単に見つかるの?
川や池の流れが緩い水面を、ヘッドライトで照らしてみて下さい。
落としたコンタクトレンズより100倍簡単に見つかります。

テナガエビを獲るコツ① ゆっくり動かす。
テナガエビは素早い動きに反応して逃げる習性があります。
ならば…こちらの対応方法はひとつ。太極拳の様にゆっくりエビ網を動かしてかぶせれば良いのです。
エビ網はゆーっくり動かすことがコツで、子供でも簡単にできます。
テナガエビを獲るコツ② 平面を狙う。
テナガエビは、いろいろな場所に居ます。
デコボコ地形だと網の隙間から逃げるので、できる限り平面にいるテナガエビを狙いましょう。
コツさえ掴めば子供や女性でも簡単に出来ます。

活きテナガエビの保管
持ち帰ってきたテナガエビは、エアポンプ(ブクブク)で活かしておきましょう。
100Vコンセント式エアポンプについては、「水心」という製品がおすすめです。価格も安くて、極めて静か。コスパ最高のエアポンプです。
エアポンプの記事を作りましたので、是非ご覧下さい。

↑エア量調整機能付SSPP-3S。エア量固定式SSPP-7Sは、もっと安いです。
テナガエビは、活き餌として幅広く使えます。
テナガエビは淡水・汽水域(海と川の中間)で生きられるので、広範囲で使える活きエサです。
海釣りの活き餌としても短時間なら利用可能なので、大変優秀です。
岩礁帯のアコウ釣り(キジハタ)でも特効餌として釣果を発揮。
もちろん、うなぎ用の釣り餌としても使えます。
おつまみとして食べるテナガエビ
テナガエビの魅力は、釣りエサだけにとどまりません。お酒のアテとして、最高のおつまみとなります。
塩を振り、レモン汁をちょこっとかければ・・もう最高!!
海老類の滋味深い味わいが楽しめます。
これが0円。獲らない理由が見つかりません。
食べる場合は、必ず泥抜きを。
テナガエビを持ち帰ってから3~4日間程は、水が真っ黒になるくらい汚れるので、毎日新鮮な水道水に入れ替えしましょう。(泥抜きといいます。)
半日で汚れてるので | 新しい水道水に交換 |
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泥抜き処理をした手長エビは全然臭みがなく、最高の食材になります。
テナガエビは環境変化に強く、カルキ抜きをしない水道水でも大丈夫です。
テナガエビ獲りのアイテム紹介
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。ご紹介したテナガエビ獲りアイテムを紹介させていただきます。

こんな生き物も獲れます。
ミドリカメの稚魚 | ウシガエル |
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ジェントスDPX-333D。
パワフルな明るさ400ルーメン。Highモードで7時間。釣りで使うなら、このセンサー機能付きモデルが断然おすすめです。
本機種については、↓の記事で購入レビューしております。

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水心SSPP-3S(エア量調整式)
水心SSPP-7S(エア量固定式)
エアポンプ(ぶくぶく)の記事

次回記事のご紹介
以上、本日は0円釣りエサのテナガエビ採取のご紹介でした。
次回は、釣って楽しい・食べて美味しい日本産マダコ(地タコ)を採る道具、タコジグの製作をご紹介します。
記事できました。続きをどうぞ。
