皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
本日はDIY初心者の方に向けて、ホームセンターの木材カットサービスについてご紹介します。
自分で木材カットするのに比べて、多くのメリットがあるので是非活用しましょう。
ホームセンターの木材カットサービスをどんどん活用しよう
DIYで棚や机を作りたいなーっていう時、ほとんどの方はホームセンターに行って「木材」を購入すると思います。
木材は、金属やプラスチックに比べて「安い」・「加工がしやすい」・「サイズが豊富」と三拍子揃っているので、自然の流れですね。
で、素材の中では比較的加工のしやすい木材ですが、DIY初心者の方にはそれさえも大きな壁となります。
ワタクシも若い頃は、ノコギリの扱いがとてつもなく下手っぴぃで、木材の切断加工が大の苦手でした。
ここで、一代表的な木材の切断加工について3つ挙げましょう。
DIYに熟練した方は上の2つ(手ノコ、電動丸のこ)で十分です。大工さんとかは、これを建築現場でチャッチャと手際良くやっておられます。
でも、DIY初心者の方にとって木材を手ノコで綺麗に直線カットするのは至難の業で、ほとんどの方が斜めやギザギザに切断してしまった経験があるかと思います。
そんな時は、迷わず「ホームセンターの木材カットサービス」を利用しましょう。
「俺は全て自分の手でゼロからやり遂げたいんだ。人の手は借りない。」という強い信念を持っている方は別として、快適に、かつ出来栄えの良い作品を作るためには、便利なサービスは積極的に利用した方が賢明です。
木材カットサービスの流れ
それでは、ホームセンターの木材カットサービスの流れを、ワタクシの場合でご紹介します。
作品のイメージを練る(場所:自宅)
まずは、作りたい作品の外寸・出来上がりイメージを自宅でのんびり考えてノートに書いていきます。いわゆる設計の部分で、DIYの中でも1番楽しい瞬間です。
もしも部屋の余白スペースに寸法ギチギチの家具を作りたい場合は、メジャーで幅/高さ/厚みをしっかり計測して、ちゃんとスペース内に収まるか確認しておきましょう。
木材の寸法・値段のチェック(場所:売り場)
売り場へ行き、木材の寸法・値段をチェックします。
持ち物として、ペン、ノート、メジャー(2m以上)、電卓(スマホの電卓アプリでも可)の4点を持っていきましょう。
実際、ホームセンターの売り場に行くと様々なサイズの木材が陳列しております。30×40×910とか25×12×500など。長さは全てmm単位で表記されております。
ここで、持参したノートと、実際に販売されている木材寸法を睨めっこして必要材料を割り出します。
大勢の方は、まず「木材の寸法」で苦労すると思います。
「幅50mm×高さ700mm×奥行き30mmの木材が4本欲しいんだけど、ドンピシャの組み合わせがないぞ?」とかですね。
この場合、実際に販売されている木材に合わせて設計を変更します。(机とか荷重の掛かるものは補強したりする時も。)
設計変更は、たっぷり時間を掛けましょう。
売り場だと落ち着いて考えられない時は、一旦自宅に帰ってのんびり設計するのもアリです。(これも含めて休日の趣味と捉えております。)
木材カット用紙の書きこみ(場所:売り場)
購入する木材の種類・数量が決まったら、木材カット案を用紙に書き込んでいきます。
↑の用紙は木材売り場に置いてあったり、店員さんから貰えます。店舗によっては無い場合もあるので、その時は自分のノートや切れ端を店員さんに見せましょう。
長さの単位は、「mm ミリメートル」で統一します。普段の生活では「cm センチメートル」が主役ですが、木材カットはmmが基本です。
木材の選別・キープ
材料の必要数が決まったら、売り場から木材をピックアップしていきます。台車を借りて運びましょう。
この際、
木材の反りが極力少ないものを選ぶ
というポイントに気をつけて木材を選びましょう。木材は自然由来の材料なので、どうしてもコンディションに差があります。
このあたりは店舗によってもマチマチなのですが、酷い店舗だと反りまくって、ねじれも入っている板材ばかりのお店もあります。
確認方法は、以下のイラストを参考にして下さい。
自分の眼を木材に近接させて、長手方向に反りを確認。角材などは、手に持ってクルクル回す事で4面の確認ができます。
反りが全くないパーフェクトな木材には中々出会えません。ある程度コンディションが良い木材があれば妥協しましょう。
ピックアップが出来たら、レジへ。
レジの店員さんに「木材カットして貰えますか?」と伝えると、木材カット担当者に取次ぎしてくれます。
この時、「木材分だけ先にお会計をお願いします。」と言われたら先に払っておきましょう。
レジでお店の会員カードを見せれば、10カットまでカット工賃が無料とかのお店が多いです。予めサービスカウンターで会員申し込みをしておくとスムーズでよいでしょう。
ほとんどのお店は年会費・入会金無料です。
たまーに入会金100円掛かる上に、会員でもカット有料とかのお店もあります。ぐぬぬ。
このあたりのサービス格差は、入店時に確認しておきましょう。
店員さんにカット案の用紙を渡す
店員さんにカット案の用紙を渡す時は、ちゃんと相手が分かる様に綺麗に書きましょう。「カットする順番」もちゃんと書いておくと、店員さんも混乱せずスムーズにカットしてくれます。
※木材カットは、直線切りのみです。特殊なカット加工はできません。
カット開始!
手のこ切りと違い、専用切断機での木材カットはあっという間に終わります。
但し、新人店員さんに当たると「すみません、カット寸法間違えてしまいました。」とか言ってバックヤードから出てくることも多々あります。
せっかく反りの少ない木材選んだのに、ぐぬぬ。
その時は、店員さんが売り場から新しい木材を持ってきて改めてカットしてくれますが、必ずその木材が歪んでいないか・反っていないかをご自身で確認しましょう。
新人君の場合、売り場の木材のコンディションをチェックせずそのままカットする(というか、反りとか気にしていない)ので、カット前に購入者がチェックしておく必要があります。
切断後、カット寸法の確認
裁断機でカットしてもらった後は、その場でカット寸法に間違いはないか確認しましょう。この時、自前のメジャーがあると便利です。
尚、カット寸法はどんなベテラン店員さんにやってもらっても刃の厚みの加減で、1〜3mmほどズレます。これは仕方がないことなので、後で自宅で修正しましょう。
大幅に10〜15mmとかミスカットされている場合は、その場で直してもらいます。長い場合は再切断、短過ぎる場合は交換してもらいましょう。
ここで、ホームセンターで木材カットしてもらう際に、購入者・店員さん共に知らないと起こり得る設計ミスをご紹介します。
※設計ミスのため、購入者の責任になります。
木材の長さが足りない現象
よく考えたら当たり前の現象なのですが、切る回数に比例して、刃の厚み分は目減りします。
カット1回なら3mmと影響は少ないのですが、カット4回なら12mmと確実に短くなってしまいます。
で、寸法ギチギチに材料採りしようとすると、最後にカットされる木材が皺寄せを受けて短くなってしまうという訳です。
※馴染みのベテラン店員さんなら、この現象を考慮して寸法ギチギチでも均等カットしてくれる場合がありますが、基本的にはほぼお断わりされると認識しておきましょう。
このあたりは、作りたい工作物に応じて臨機応変に対応しましょう。なんといってもDIYなので自由設計です。
で、出来上がりの作品がこれ。
作業用に長机がどうしても欲しかったので、部屋サイズに合わせて作りました。
一部分だけ手ノコですが、大半はホームセンターの木材カットサービスでカットしているので、あっという間に出来上がりました。
自宅で木材カットをする場合の工具
今回ホームセンターのカットサービスをご紹介しましたが、やはり自宅での追加カット・微調整は発生します。
ワタクシ的におすすめの工具を挙げておりますので、ご参考にどうぞ。
ゼットソーⅢ265
手のこは大変ですが、木材用のゼットソーは切れ味がとても良いのでその作業をかなり楽にしてくれる逸品です。王道中の王道、ゼットソーⅢ265です。
DIYで使う機会も多いので、1本は持っておきましょう。刃がとても長持ちしますが、替え刃も販売しているので長く愛用することができます。
ゼットソーのソーガイドセット品
↑ホームセンターのテスト展示で使わせてもらいました。何も考えずに直線カットができるので、ノコギリに慣れていない初心者の方には間違いなく役に立ちます。あと、実際に使ってみてわかったのですが、ブレずに刃を引ける恩恵なのか木材にダイレクトに力が伝わって楽に早く切断ができます。なるほど!と画期的なアイデア商品です。
平行スライダーという部品が入っており、角材だけでなく、板材も真っ直ぐ切ることができます。
メーカー(株式会社岡田金属工業所)のソーガイドHP → こちら
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手頃な値段で手に入るロングセラーのリョービ製マルノコ。まだ始めたてのDIYでいきなりマキタの充電式とかは高すぎて…という方にコスパ最強の入門機です。実売7,000〜8,000円の100vタイプです。
電動マルノコについて注意点
電動丸鋸は、木工DIYをする上で極めて便利なアイテムです。一瞬で木材や廃材・不要家具などをスパスパ切ることができます。
しかし、使い方を誤ると大怪我する場合もある危険な電源工具でもあります。
安全に使うコツは、①切断する木材をしっかり押さえて丸鋸を真っ直ぐ動かすこと。 ②木材厚みより刃の出を不必要に多く出さないこと。 ③軍手は巻き込みの原因になるので使わないこと。
横着な使い方をせずに、普通に使えば安全で快適な電動工具です。一歩先のDIYを目指すならば導入は早いうちがおすすめです。何てったって、木材加工が超楽ちんになるので。
防塵メガネ
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電動丸鋸使用時、木くずが舞うので目の保護に使用します。鼻のところにパッドが装着されている製品はズリ落ちがなく、フィット感良好です。花粉症とかのゴーグルメガネでも代用できます。
以上、ホームセンターの木材カットサービス(と自宅用ノコギリ)のご紹介でした。
快適なDIYライフ実現のために、是非ご活用ください。