皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
本日は、ワーム釣りで使用する『ジグヘッド』を自作する方法をご紹介をします。
※2021年8月、動画を作りました!
ジグヘッドは、自分で安く作れます。
淡水ならばブラックバス、海ならばヒラメ・マゴチ・メバル・ガシラ・アコウ・タチウオなどフィッシュイーター全般に有効な『ジグヘッド』。キビキビした動きが特徴的です。
ズル引きも良し、ピョンピョン跳ね上げても良しの、よく釣れる仕掛けです。
仕掛けの特性上、底物狙いで根がかりロストがよく発生するので、できる限り安いジグヘッドだとありがたいのですが・・・。
釣具屋で売っているジグヘッドは鼻血がでるくらい高価なので、気軽に使えません。
というのがきっかけで、長年ジグヘッドは自作しております。
一個あたり100円近くの市販品が、自作すれば18円(内訳 : 針4円 オモリ14円)で制作可能です。もう、むっちゃ安い!
自作ジグヘッドって、本当に釣れるの?
あっ、ご心配なく!
フィールドテストは長年実施しておりますが、市販品と大きな差はありません。(というか、むしろ日常使用中。)
安いので、根がかりを恐れずにガンガン根回りを攻めていくことができます。
また、『自分で作ったジグヘッドで魚が釣れた』という結果は、かけがえのない思い出になります。
ジグヘッドの自作に必要な材料と工具
ジグヘッドを作るにあたり、以下のものを用意しましょう。
↑の中で、絶対に必要なものは、『ステンレスバネ線0.8mm』です。大型釣具店やネット通販で入手することが可能です。
ミニルーター・ダイヤミニカッターは持ってない方がほとんどだと思いますが、とても便利な電動工具なので、興味のある方は記事後半のリンクをチェックしてみて下さい。無くても金ヤスリで何とかなります。(・・しんどいですが。)
自作ジグヘッドの作り方
では、いよいよ作り方のご紹介です。
↓ 作り方の流れをフローチャートにしました。
・・・なかなか下手な絵ですが、ニュアンスだけ感じ取っていただければ幸いです。
①材料の調達
自作に必要な材料を用意します。
自作ジグヘッドのメイン材料。
大型釣具店のハンドメイドコーナーか、インターネット通販で『ステンレスバネ線』という商品を購入しましょう。超硬質とか、天秤自作用とか書かれている場合もそれでOKです。
残念ながら、中小規模の釣具店だとほとんど売ってないです。
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個人的には、↑のウォーターグレムリンという、ゴブリンみたいなおっさんが魚持ち上げているイラストのオモリがお気に入りです。
理由は、安くて24個入っていて、オモリ溝もしっかりしてズレにくい、あとゴブリンかわいいという特徴のため。昔からのロングセラーなので釣具屋のワームコーナーで入手しやすいです。
②ステンレスバネ線のカット
今回は、小型のワームや魚の切り身を装着することを想定して、小さめのジグヘッドを作っていきますね。
まず、マジックペンでステンレスバネ線を5.0cmごとにマーキングしましょう。
※大きめのジグヘッドを作りたい時は、この5cm → 6cm・6.5cmとかに変更すればOK。
マーキングが出来たら、ペンチで切断していきましょう。
長さ50cmのステンレスバネ線1本から、5cm ✕ 10本の素材が採れました。
③鋭利加工 『ミニルーター』の出番!
さて、ここからステンレスバネ線の先っぽを尖らせていきます。
電動工具『ミニルーター』を用意し、先端にダイヤモンドミニカッターというビットを装着します。
このダイヤモンドミニカッターは、円盤面に微細なダイヤモンド砥粒が電着されております。
高速回転する面にステンレスバネ線を斜めに押し付けることで、鋭利な針先を作ることができます。
針先が作れたら、反対側の端を回転刃に垂直に軽くあてがいましょう。
※ミニルーターに興味がある方は、↓の記事をチェックしてみてください。
やりたいDIYを一気に加速させてくれる頼れる相棒です。
④曲げ加工 (菅、針先を曲げる)
次に、ラジオペンチと丸ペンチを使い分けてステンレス製バネ線を曲げていきます。
この時に、100均一のラジオペンチだと、力が弱くて苦戦する場合があります。
持ち方を変えたりして、菅を作っていきましょう。
出来上がったら、菅部分で5mm程使いました。
次に、丸ペンチを使用して針先を曲げていきます。
丸ペンチを使うコツは、
①力の強い根本部分を使う。
②針先付近から曲げ始める
の2点です。
丸ペンチは、元々アクセサリー用の非力なペンチですが、先端付近は特に貧弱です。
しっかり力が伝わる根本付近で曲げましょう。
あと、針先から曲げ始める理由は、全体の成型バランスが取りやすい為です。初心者の方でも失敗しにくいので、針先ぎりぎり箇所からの曲げ始めがおすすめです。
はい、出来ました。針先は少し内向きになるように調整しましょう。
⑤オモリの装着
次に、ガン玉オモリをペンチで固定します。
もうこれで完成なのですが、せっかくなので、別のバリエーション ↓ をどうぞ。
針サイズの違いは、取り付け予定のワームやエサの大きさに応じて自由に制作することが可能です。
完成!
試しに色々取り付けてみました。
↑の写真では、ワームを装着しておりますが、もちろんイカやコンニャク、魚の切り身など多種多様な素材に対応します。
身の回りにある食材や材料でいろいろ試してみるのも、釣りの醍醐味ですね。
普段の釣りにマンネリしてきた方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ジグヘッド自作アイテムのご紹介
・ステンレスバネ線 0.8mm
基本は0.8mmで作っております。もう少し細い0.6mmだと加工がしやすいですが、25cm以上の魚が掛かると針が伸びてしまいがちです。(釣り場では、指やペンチで再整形できます。)
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※注意!
ホームセンターで売っている巻きタイプ針金は、グニュグニュの軟線なので使えません。伸びたら伸びっぱなしで、弾性がないみたいです。
大型釣具店かネットで販売されている『ステンレスバネ線』を購入しましょう。 バネという言葉がキーワードです。
・ガン玉
ガン玉のサイズは、ジグヘッドの大きさやお好みで選びましょう。いつも735-5という24個入りの型番をチョイスしております。(本記事もそれです。)
・ミニルーター
工作好きなら是非とも持っておきたいミニルーター。
性能・価格もピンキリですが、紆余曲折してフットペダル付きの高級ミニルーターまで辿り着き、日々工作を楽しんでおります。
・ミニカッター + マンドレル(軸)
ミニルーターの先端に取り付けする先端ビットです。ネットでも買えますし、運が良ければ100均のダイソーで購入することができます。(置いている店とそうでない店あり。)
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・ラジオペンチ
精密性はもちろん、剛性がありちゃんと先っぽに力が伝わるラジオペンチです。
バネは入っておらず、しっとりとした使い心地です。名前がすごい。
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・丸ペンチ
丸ペンチは、元々小さいアクセサリー加工用に作られているので、ステンレス線の環作りには力不足です。その為、針先加工用に使い分けしております。100均セリアの安物を使用中。
工具さえ揃えば、材料費は1個18円(針:4円、オモリ:14円)くらいで作ることができる自作ジグヘッド。
安さはモチロン、市販品と遜色なく釣れますし、何より釣れた時の感動がひとしおです。装着する素材も、ワームだけでなく魚の切り身などにすることで幅広い魚が狙えます。
自作ジグヘッドで色々な魚が釣れましたので、以下にご紹介しましょう。
タチウオ、マゴチ、ヒラメ、アコウ(キジハタ)、ガシラ(カサゴ)、クロソイ、メッキ、ツバス、タコ、ベラ、フグ、ギンポ、ダツ、ブラックバス、ウナギ、スッポン、ニゴイ、ギギ、ブルーギル etc...
↑は0.8mmステンレス線での結果です。
針のサイズを0.8 → 0.6mmにすることで、より小さな魚を狙うことは可能ですが、口の小さいカワハギはさすがに針掛かりしませんでした。
また、ステンレスバネ線とミニルーターの組み合わせがあれば、アイデア次第で他の釣具製作も幅広く作ることが可能で、夢が広がります。
例 : 100円で作れるタコジグの記事
おまけ。本日の柴犬まめたと甲斐犬ごま。
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
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