※今年は小鮎の遡上が遅く、4月23日の寄せ餌テスト釣行が失敗に終わりました。この記事は、リベンジ釣行後に執筆を完了させます。現在まだ記事が未完成なので、そこのところご了承ください。
2021年5月4日追記 : 野洲川の有名な堰堤を見に行きましたが、濁りも強く、小鮎が全然釣れておりませんでした。GW中で人出も多く見られましたが、全員ほぼボウズ。4月下旬の彦根芹川同様、今年はコアユのシーズンインが遅いのでもうしばらく待つことにします。
皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
4月後半になり、滋賀県内各所河川で小鮎釣りを楽しむ方を見かけるようになってまいりました。
ふらっと寄った川でお声を掛けさせていただいた年配の方で3時間50匹くらい。この調子なら2021年も例年通りGW頃から一気にシーズンインすると思われます。
ワタクシもこの時期になると、「今年はどんな小鮎エサを作ろうかな?」とワクワクしながら餌の材料を買い揃えます。
毎回ちまちま作らずに、一気にシーズン分の寄せ餌を作ることが多いのですが・・・今年になり少し遊び心が芽生えました。
「配合が違うエサを小分けに作り、比較したら面白いのでは?」
うん、楽しそうです。
普段作っている基本の寄せ餌配合に加え、他の釣り人やネットで流行っている寄せ餌も試してみて、釣果の違いを比較をしてみることにしました。
尚、ワタクシが普段作っているスタンダードな小鮎寄せ餌は、以下の記事で公開しております。
「小鮎釣りのエサを自作してみたいな」という方は、ご参考にしていただければ幸いです。
今回の比較実釣の流れ
まず、今回の趣旨をチャートにしてみました。
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STEP1寄せ餌を数種類作る基本のシラス寄せ餌をベースに、配合飼料を分けてシラス団子を作ります。
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STEP2同条件で実釣同じ仕掛け、同じ場所で各配合飼料を実釣により比較します。時間経過によるブレを防ぐために、10分置きにエサをローテーション。
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STEP3結果発表!実釣比較による小鮎の釣れ具合を結果発表します。
さて、どんな結果になるか楽しみです!
基本となる寄せ餌作り
まず、基本となる小鮎寄せ餌(プレーンな寄せ餌)を作っていきます。
材料
釜揚げシラス、小麦粉、パン粉、塩を用意します。
一番最初に釜揚げシラスをすり潰す
寄せ餌作りは、釜揚げシラスを最初に単品ですり潰すことが重要です。
小麦粉・パン粉・塩を投入し、混ぜ込みます。
過去の小鮎エサ記事でも書きましたが、小麦粉の入れすぎは厳禁です。結合が強くなりすぎて全然バラけにくい餌になってしまう為です。
寄せ餌をらせんに巻き付けて溶解試験をしながら小麦粉を足していくと、ベストなバラケ具合を見極めることができます。
簡単な方法ですがとても効果的なので、ぜひお試しください。
基本のプレーンな寄せ餌が完成しました。
今回用意した配合飼料
今回、寄せ餌の配合飼料として、以下の集魚剤を用意しました。
シラスダンゴ + けずり粉
これはワタクシがいつも作っている寄せ餌です。けずり粉はもともと粉末状なので、配合はとても簡単です。
けずり粉の原材料も見ておきましょうか・・・
ふむふむ、「いわしの煮干し」と「さばのふし」ですね。なるほど。
・・・ん?
シラスダンゴ + にぼし
恐れていたことが起きました。
なんと、先述の「けずり粉」と原材料が同一だったのです。
いやこれ・・・かぶってもーてるやん。
とはいえ既に買ってしまった後なので、このままいきます。
すり鉢ですり潰していくのですが、全然進みません。自動で粉末にするマシーンが欲しいなと思いながら、ひたすらすり潰します。
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ・・・20分経過・・・。
荒い粒子・節がまだまた残っておりますが、人力で頑張るにはこれが限界でした。くったくたです。
成分的には「市販のけずり粉」とほぼ同じですが、この粒子の荒さの違いが小鮎へのアピール材料として吉と出るか凶と出るか・・・検証して確かめてみましょう。
シラスダンゴ + 小エビ粉
小エビは旨味が強く、一定数の小鮎釣り師が支持している配合飼料です。外道が多くいる水域ではブルーギルを寄せてしまうので場所を選びますが・・。
今回、その効果を検証すべく比較実釣に参戦します。
このシラスダンゴ、エビの匂いがとても強く、「エビダンゴ」と命名してもいいくらいインパクトがあります。実釣にかなり期待が高まります。
シラスダンゴ + さなぎ粉
さなぎ粉も、爆発力のある集魚剤として知られておりますが、今まで使ったことがありませんでした。
小鮎に対しての効果も未知数。人づてには「爆釣する」と聞いた事があるのですが、今回の実験で検証してみます。
シラスダンゴ + 砂糖
砂糖を寄せ餌に混ぜることに関して、ネットを調べたところ誰も使っている人もおりませんでした。もしかしたら大ゴケするかもしれません。
但し、やってみないと分からないのでやってみます。
鯖缶(水煮) + パン粉
鯖缶+水煮は、小鮎寄せ餌界のニューウェーブ。
寄せ餌はシラスミンチがベースという常識を破る組み合わせです。
ワタクシもまだ試したことはないものの、YOUTUBEで釣果紹介されていますし、仲間の小鮎釣り師も「鯖缶釣れるよ」とのコメント。
ならば!ということで、今回の比較実験に加えます。
この鯖缶+パン粉の組み合わせは冷蔵・冷凍保存の必要性がないので、釣り場で現地調合します。
最終秘奥義 全部のせ
最後の配合は、これら配合飼料の「全部のせ」です。ラーメン屋の全部のせトッピングにインスピレーションを受けて試してみることにしました。
但し、この中で「砂糖」についてはどちらに転ぶか見当もつかないので、『全部乗せ砂糖ありver』と『全部乗せ砂糖なしver』で様子見をしてみようと思います。
これで、プレーンを含めて8種類の配合飼料たちが出揃いました。(鯖缶withパン粉は釣行当日作ります。)
釣行時の入れ物として、100均で製氷トレーが良さげだったので購入。
こうして盛り付けてみると、サーティーワンアイスクリームに見えてきましたよ。
できるだけ条件を揃えて釣る
今回、釣りの条件ができる限り一緒になるようにルールを決めました。
ルール① 同じ場所で釣る
小鮎釣りをしていると、ついつい色々なポイントを攻めようとしてしまいがち。でも、今回はそんな気持ちを抑え、ストイックに同じ場所で釣り続けます。
ルール② 同じ仕掛けで釣る
小鮎を安定して釣るには、仕掛け選びが重要です。
今回は、爆発力があるも安定感に欠けるパール仕掛けではなく、細糸でさりげなくアピールするフラッシャー系を使用することにします。
いつも使っている「ラメパニック」で挑戦できなかったのは残念ですが、きっとこの「プレミアトリック」という仕掛けも同じフラッシャー系なので奮闘してくれると思います。
ワタクシ一押しの仕掛け「ラメパニック」は下記の商品です。
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300~350円前後の仕掛けが多い中で、400円前後と少しお高めですがよく釣れる仕掛けなので、愛用しております。
「小鮎仕掛けの違い、よく分からんぞい」という方へ小鮎仕掛けの記事を作っておりますので、こちらの記事もご参照下さい。
ルール③ エサを10分置きにローテーション
釣りをしたことがある方なら誰もが経験されていると思いますが、釣果は時間とともに変化していきます。
少しでもその影響を抑えるために、エサを10分置きに変えてローテーションすることにします。計測には、スマホのタイマーと100均のカウント計を使用して臨みます。
いざ・・・実釣!
釣行日は2021年4月22日。
4月下旬ながらも初夏の陽気に包まれた当日、小鮎釣りとして好条件な気温・水量の場所を確保することができました。
滋賀県東部に位置する彦根市の芹川(せりかわ)を訪問。釣れそうな雰囲気満々で気分が高揚します。
到着後シラスダンゴ8種以外に、鯖缶withパン粉の調合を行います。
持ってきたエサ同士を混同しないように注意しながら、タイマーON!
実釣を開始しました。
しかし・・・
気温・水量など好条件が重なっているにも関わらず、魚のアタリがなかなかありません。
4月下旬、例年ならコンスタントにアタリが出る時期なのですが、この日に限ってアタリがありません。
小鮎の代わりに外道たちがポツポツと釣れてきます。
むむむ、全然小鮎が釣れない・・・まずい!と思ったら、ポツリと小鮎がHITします。
結局、2時間粘って7匹しか釣れませんでした。
結論:今年は開幕が遅く、小鮎がまだ遡上していない。
自然相手なのでなかなか思うように事が運ばないこともありますが。近日中にリベンジすることにしました。読者の皆様には大変心苦しくありますが、お許しください。