皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
本日は、少し変わった釣り「ペットボトル釣法」についてご紹介しようと思います。
以下のようなシンプル仕掛けです。
ペットボトル釣法は、お手軽な釣りレジャー。
数ある釣りの中でも異色な釣りと言われる「ペットボトル釣法」。
名前の通り、ペットボトルを使った釣りです。
主にうなぎを獲る時に使う釣法ですが、他にもさまざま底物系の魚種に流用することができます。
ウナギ、ニゴイ、ナマズ、ビワコオオナマズ、アメリカナマズ、ギギ、スッポン、モクズガニ、アナゴ、タコ、キス、メゴチ、マゴチ、ヒラメ、カレイ、ウツボ、ガシラ、メバル、アイナメ、アコウ、ギンポ、アオリイカ、チヌ、ツバスetc…
ペットボトル釣法は、基本的にウナギ・アナゴなどの底物釣りのイメージが定着しつつありますが、実は泳がせ釣りにも応用できます。
特にスリリングなのが、ペットボトル釣法でのアオリイカヤエン釣り。竿を使わない手釣りスタイルなので、アオリイカのジェット噴射がダイレクトに指に伝わります。
とてもリーズナブルな仕掛けなので、釣り竿やリールを持っていない友達や会社の同僚にも「ペットボトルで魚つりに行かないか?」と誘うこともできます。
ペットボトル竿を作ってみよう。
それでは、この釣りで使うペットボトル竿の作り方をご紹介します。簡単な工作なので、材料さえあればどなたでも作れます。
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STEP1ペットボトルにライン巻きます。
ペットボトルの上半分(ラベルの貼ってはる部分)にラインを巻きます。最初からリールに巻いてあるようなナイロンライン3号とかでもOKですが、予算に余裕があるならPEラインにグレードアップしておくと大物にも対応できるのでおすすめです。
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STEP2仕掛け類を結びます。
オモリは、流れに応じて6〜10号を結びます(10号オモリ徳用パック)。針・ハリスは、うなぎ仕掛け針の市販セットを使うとお手軽です。針12〜13号、ハリス4号あたりが使いやすいです(うなぎ仕掛け針)。
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STEP3ペットボトルの中に水道水を入れます。
お水を半分程入れる事で、ペットボトルの自立が安定します。入れ過ぎると、魚のアタリで倒れにくくなるのでご注意を。
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STEP43〜5セット量産します。
ペットボトル釣法は、量産してもコストが殆ど掛かりませんので、3〜5セット作りましょう。釣り人によっては、20セットくらい作る人もいます。
ペットボトル竿を作る上で3つの注意点
注意点① ペットボトルは、角型にすること。
↓のような500ml角形ペットボトルがおすすめです。
注意点② ラベルを剥がさない(夜間目印)
注意点③ 水の量は半分(倒れる適量)
以上の注意点を抑えて作ると、快適な釣行が楽しめます。
ペットボトル釣法の流れ
まずは、ペットボトル釣法について大まかな流れを把握しておきましょう。
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STEP1仕掛けを投げる。アンダースローで投げると結構飛びます。
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STEP2糸の弛みを巻きとる。投げた後に弛んでいる糸を巻いてピンと張ります。
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STEP3アタリ!ペットボトルが倒れた!倒れてから20秒程待ち、糸を巻き取ります。
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STEP4獲物の確保(ウナギの場合)陸上げしたウナギを手早くビニール袋に詰めます。
それでは、順に詳しく見ていきましょう。
①仕掛けを投げる。
ペットボトルの下半分(糸を巻いてない部分)を握りましょう。
周囲に人がいない事を確認した上で投げ入れましょう。
慣れてくると、20m以上遠投できます。
②糸のたるみを巻き取る。
仕掛を投入後、糸のたるみを巻き取ります。
糸が張れたら、ペットボトルの首に2周ほど糸を巻き付けましょう。首に巻き付ける事でストッパーの役割を果たしてくれます。
その後、ペットボトルをゆっくり後ろに下げて、糸がピンと張った状態にします。
あとは、魚のアタリを待つだけです。
③アタリ!ペットボトルが倒れた!
魚が掛かると、ペットボトルがボトン!と音を鳴らして倒れます。
この「風が吹いていないのに、ペットボトルが倒れる現象」は、「ハチミツ塗っておいた木にカブトムシが掛かっていた体験」と同じくらいワクワクします。
ペットボトルは倒れた後、糸がスルスル出ていきますが、魚に餌をしっかり食べてもらう為に20秒程待ちましょう。
※うなぎの場合は口が小さいので、少し待たないと針掛かりしにくいです。
罠のように使えるペットボトル釣法
竿・リールだと、大物が掛かったら川に吹っ飛んでしまうこともあります。
ワタクシもうなぎ釣りで竿を何度か吹っ飛ばされました。
それに対してペットボトル釣法は、放っておいても糸がフリーで出るので、車の中や少し離れた場所でも安心して使用できるメリットがあります。
さて、20秒経過。
ここからは、うなぎ(又は外道)の引きを感じながら、手繰り寄せていきます。
④獲物の確保(うなぎの場合)
獲物がうなぎの場合、陸揚げしてからが格闘です。
素早く針を外し、ビニール袋に入れて硬く縛りましょう。
うなぎは脱走名人なので、最初は悪戦苦闘しますが頑張って袋詰めしましょう!
竿・リールを複数セット揃えるのはお金が掛かりますが、ペットボトル釣法なら導入の敷居が低く、お試しうなぎ釣り入門としておすすめです。
ペットボトルの倒れる音が病みつきになります。
ペットボトル釣法の使用場所制限
安くて気軽なペットボトル釣法ですが、デメリットもあります。
普通の竿と違いリーチが短いので、高低差がない釣り場や障害物は苦手なのです。
おすすめは、堤防など切り立った釣り場。真下に糸を垂らすも良し、遠投するも良しです。
障害物があるところは釣り竿、堤防や漁港などでペットボトル釣法と使い分けすると良いでしょう。
ペットボトル釣法で使うアイテムの紹介
最後に本記事でご紹介したペットボトル釣法の釣具をご案内します。
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PEライン4号というと、近海や川ではオーバースペック気味に強いラインです。
でも、うなぎが穴に潜ってしまった時や、1m近いナマズや鯉が掛かった時も糸の心配を気にせずにファイトできます。
購入時に少し長めの300mとかを選べば、タコ釣り・うなぎの竿釣り・穴釣り等幅広い釣りに流用できます。
根がかりの多いウナギ釣り。オモリは多めに用意しておきましょう。オモリサイズは、6〜10号が扱いやすいです。
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うなぎ針のサイズは、11〜15号までありますが使い易いのは12〜13号。ハリスの太さは4号が強度もありおすすめです。
虫よけはスプレータイプより、霧吹きタイプがむせにくく扱いやすいです。
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夜間のうなぎ釣りに必要なヘッドライト。ワタクシおすすめの機種が↓のDPX-333Dという機種です。
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モーションセンサー・角度調整・フォーカスコントロール・雨天防水と、快適な釣りを楽しむのに必要な機能が全て揃ってます。400ルーメンで明るさもバッチリ。
↓ジェントス製ヘッドライトDPX-333Dのレビュー記事
うなぎ釣り初心者の方は、まずこちらの記事をどうぞ。
↑うなぎは釣りのハウツーを詰め込んでおります。
川釣り用の最強餌、ドバミミズ入手方法。
うなぎは釣りでは欠かせないドバミミズですが、いざ釣りで使おうとなるとなかなか発見できず、数が集まりません。本記事を読んでドバミミズ採集のノウハウを掴みましょう。
以上、ペットボトル釣法と身の回りアイテム・関連記事のご紹介でした。なんだかんだいって、対ウナギ釣り用の記事になっちゃいましたが、色々な釣りでペットボトルを使って頂ければと思います。