皆さま、こんにちは!
DIY解放区管理人のぼんたでございます。
前回、原付スーパーカブの後輪パンク修理をご紹介させていただきました。
しかし、チューブの裂け目が深くて損傷箇所がバルブに近過ぎて方針転換。
修理は諦めてチューブを新品交換することになりました。
さて、本編のチューブ交換記事に入る前に深いお詫びがございます。
というのも本来、タイヤがパンクした時に一番最初に行う超初歩的なこと:虫ゴムの点検を紹介し忘れておりました。
申し訳ございませぬ。
既に記事を【前編】で作ってしまっているので、本記事を【中編】としてぶっ込みます。
パンクしたら、まず虫ゴム劣化を疑おう。
よく「タイヤがパンクした!」という言い回しを聞きますが、実は半分正解で半分間違っております。
そもそも、空気が入っているのはタイヤではなくチューブです。
なので、「チューブがパンクした!」が正解に近いでしょう。
そんなパンク原因ですがチューブ以外にも疑わしき箇所があるのです。
それは、虫ゴムという小さな部品です。
前回記事でド忘れして紹介していなかったので恐縮ですが本記事でちゃんと紹介します。
そもそも虫ゴムって何?
バイクの虫ゴム取出しは虫ゴムドライバーが必要。
バイクにも自転車にも虫ゴムはあります。
空気を入れる箇所(バルブ)に入っている部品で、とても小さい部品です。
空気弁の働きをしていて、空気入れる役割と空気を逃がさない役割をしております。
その密閉部分がゴムで出来ているので、いずれ劣化してしまいます。
虫ゴム劣化の確認
虫ゴム劣化の確認は、手元に工具が有り・無しで対応が違います。
工具(虫ゴムドライバー・虫ゴム)がある場合
目で見て明らかにゴム部分が破れていたら、即交換しましょう。
見た目は劣化していなくてもゴム部分に小さな亀裂が入っていて、そこから空気漏れしている場合もあります。
虫ゴム自体は安い部品なので、疑わしい場合は交換するのがベストです。
工具がない場合
外出先や勤務先で、原付がパンクしてしまった。
こんな経験がお有りの方も多いと思います。
そんな時に「よし、虫ゴムドライバーで虫ゴムの劣化具合を確認するか!確か右のポケットに……」
このような人は、ごく少数派だと思います。
実は、ほぼ手ぶら状態でも虫ゴム確認する手段があります。
最低限空気入れ(米式)だけは確認作業に必要なので、何とか用意しましょう。
勤務先の場合、職場に空気入れが常備している場合が意外とありますよ。
先の記事でも載せましたが、バルブ形状のイラストもう一回載せます。
最近では英式・米式両方対応の空気入れも多く流通しているので、比較的容易に手に入るかと思います。
パンク原因が虫ゴムなのか確かめてみよう。
パンクの原因がチューブ損傷なのか、それとも虫ゴム劣化なのか見分ける方法があります。
手順① パンクしているタイヤに空気入れで空気を入れよう。
えっ、パンクしているタイヤに空気を入れてもどうせすぐ空気が漏れるって?
全然OKです。
むしろ、ベコベコの状態では確認作業ができません。
手順③ ペットボトルの蓋に水を入れて、バルブの口に当てがいましょう。
もし、バルブの虫ゴムが劣化している場合、水面がぷくぷくと泡立つのが確認できます。
劣化の程度により泡の出方も違うので、1分くらい様子を見続けると良いです。
泡が出た場合はどうしたらいいのん?
近くのホームセンターに行き、米式用の虫ゴム(上記イラスト参照)と虫ゴムドライバーを買いに行きましょう。
空気不十分な状態でバイクを手押しすると、今度はチューブが摩耗して破れたりするので、出来ればバイクは置いていきましょう。
同僚とか仲間に送迎してもらえると助かりますね。
虫ゴムと虫ゴムドライバーを入手できたら、新品交換して完了です。
どちらも小さい部品で場所を取らないので、もしもの為に車載工具として積んでおくのが良いでしょう。
虫ゴムドライバー
1個で十分。でも、無いと何も出来ません。
虫ゴム(米式)
4コ入りなので、車載用と自宅保管用で2つずつ分けとく方が良いです。
今回のお話は、原付(米式)でのケースです。
自転車の場合は、虫ゴムやバルブ、空気入れ全て英式になりますので、ご注意下さい。
また、自転車の場合は、バルブを指で回せるので虫ゴムドライバーは不要です。
ワタクシ使用モデルです。正直、虫ゴムに可もなく不可もなくです。自転車用はダイソーでも売ってます。
泡が出なかった場合はどうしたらいいのん?
そうなると、虫ゴムが原因のパンクではありません。チューブ損傷の可能性が極めて高いです。修理セット一式でDIY修理するか、バイク修理店に依頼するしかありません。出先でのパンクは、工具が無かったりする場合が殆どなのでプロに頼むのも一つの選択です。
プロに依頼する際は、念のため修理着手前のおおよその見積り額は提示してもらいましょう。完全お任せで修理してもらうと、完了後に目ん玉飛び出るくらいの金額請求してくる修理店もあるためです。
本日の記事はここまでです。
次回は、いよいよチューブ交換記事をお送りする予定です。
記事完成まで今しばらくお待ちください。それでは!
※次回記事、できました。