皆様、こんにちは!
DIY解放区のぼんたでございます。
当ブログ内では、『ミニルーター』という電動工具がちょこちょこ登場します。
アルゴファイルというメーカーの『マイクロモーターシステム スターライトセット』というミニルーターです。
実勢価格は、ざっくり2万円。
ミニルーターの中でもお高い部類に入るにも関わらず、商品のクリック数と購入者さんが多いので、もうちょっとこの機種の内容を掘り下げてお伝えしてみようと思います。
アルゴファイル「スターライトセット」に出会うまで
私は、アルゴファイルに出会う前に4機種のミニルーターを経て、ようやくこの製品に辿りつきました。

「ダイソー」・「プロクソン」・「浦和工業」・「ドレメル」という、ミニルーター業界で認知度の高いメーカー。自分と同じように、入門時に検討されたことがある方も多いと思います。
これまでに買ったミニルーターの記事は、こちらにまとめております。

高性能のミニルーターが必要となった理由。
ワタクシは最初、ダイソーやプロクソンといった初級~中級モデルを使って釣り具製作をしておりました。
釣り針を作ったり、タコジグを作ったり・・・。
軸ブレやパワー不足といった不満はいろいろとありましたが、何よりも自作することが楽しかったので、あまり気にしておりませんでした。

やがて、色々なものを作っていくうちにミニルーターで金属の金型を作り、液体樹脂を流し込んでルアーを作ってみたいという壮大な夢が生まれました。

とはいえ、金属の塊は超強敵です。当初所有していたミニルーターたち(ダイソー・プロクソン・浦和工業・ドレメル)では歯が立ちませんでした。
あの頃、いわゆるミニルーター沼に脚を絡め取られている時期が続きましたが、最終的にアルゴファイル社のスターライトセットというミニルーターに出逢い、沼から這い上がることが出来ました。

まずは出来上がった作品をお見せしましょう。プロトタイプでお恥ずかしい出来ですが、アルゴファイルのミニルーターで最初に作った完全手作りの金型です。

興味がない人からしたら「なんだこりゃ?」っていうゴミにしか見えませんが、この金型にレジン・エポキシと言われる透明液体樹脂を流し込むことで、プラスチック製の手作りルアー(エギ)を作ることができます。

左が透明レジン。右がエポキシ樹脂です。気泡だらけでお恥ずかしい出来栄えですが、夢が叶った瞬間でもあります。
アルゴファイルスターライトセットについて。
購入した、『マイクロモーターシステムスターライトセット』という異常に長たらしいネーミングの機種は、これまでの4機種と比較して、精密性・パワー・機能性・汎用性の全てにおいて上回っております。

唯一の弱点は、価格。
値段が2万円ほどするにも関わらず、店頭展示がないので実物を確認することができず、検討してから購入に至るまで、とにかく悩みました。

えーいままよ!と勢いでポチり、翌日玄関のお届けチャイムが鳴った時、心臓が飛び出そうなくらいバクバクしていたのをよく覚えております。

そして月日は流れ、アルゴファイルを手に入れてから4年ほど経ちました。
このミニルーターを日常的に使用して気付いた点を、色々お伝えしていきたいと思います。
アルゴファイル スターライトセットの特徴
アルゴファイルスターライトセットは、本体とハンドピース、フットペダルの3つで成り立っております。
まずは、本体の機能説明から進めていきましょう。
速度調整機能
ダイヤルを回すことで、回転速度を簡単に可変できる機能です。

使用するビットや削りたい対象物に合わせた切削ができるので、ミニルーター工作に必須の機能です。
速度調整機能があることのメリットですが、
・丁寧に削れる。
・プラスチック類を溶かさない。
・静かに作業できる。
などの恩恵が得られます。
およそ5千円以上のミニルーターなら速度調整機能が搭載されているのですが、アルゴファイルのスターライトセットは、他社の製品より一味違います。
他社製品より優れている速度調整機能
このミニルーターは、回転速度を0~35,000回転/minに可変できるのですが、注目すべきは最小回転速度が0回転~という点。
他社は最小回転3000回転~/minとかです。
本製品 0回転~/min | 他社製品 3000回転~/min |
◎ 撫でるように作業可能 | △ 削りすぎが心配 |

まるで手で削っている様な感覚。ちょこーっとだけ削りたい時などに最適です。
全回転域で高トルク・ハイパワー
ミニルーターの役目は大きく分けて、削る・穴をあける・切断する・磨くの4つです。
このうち「磨く」は、パワーが要求されませんが、「削る・穴をあける・切断する」は大きなトルク(パワー)が必要です。
ワタクシの持っている2機種で違いを比較してみましょう。
トルク比較 | アルゴファイル(高トルク) | 浦和工業HD20A(低トルク) |
見た目 | ![]() |
![]() |
柔らかい物 | ◎ | ◎ |
硬い物 | ◎ | △ |
穴あけ | ◎ | × |
切断 | ◎ | × |
↑こんな状況です。
両機種とも、精密回転は非常に優秀なのですが、極端にトルクが違うのです。
快適に作業をするという点では、アルゴファイルの高トルク(3.0Ncm)は外せません。特に魅力的なのが、低速回転時のトルクがとても強い事。
どんなミニルーターも、高速回転にすればトルクUPしますが、ゆっくり・丁寧に対象物を削るには、低速回転が必須です。
そんな低速回転時でも、モリモリ高トルクを維持して切削できるのがアルゴファイルです。(止まらない。パワーが落ちない。)

精度の高い軸設計
ミニルーター購入時に、とても気になるのが「軸ブレは大丈夫かな?」っていう心配。
軸精度はカタログとかにも載っていないので、Amazonとかのレビュー・コメントが頼りです。

ワタクシも購入時にひたすら調べましたが、やはり本機種は軸精度がとても高いです。

実際、使い比べてみるとよくわかるのですが、ミニルーターの本体によって回転音量・ハンドピースの振動・細かい作業で大きな差があります。
正逆回転機能
10000万円以上のルーターなら、正逆回転機能が搭載されていることが多いです。スイッチを切り替えることで、正転・逆転にすることができる便利な機能です。

正逆回転機能は、こんな時に役立ちます。
削る対象物は、必ず山と谷があります。
山から谷へ向かう方向に回転していると、先端ビットがズルッと滑ってしまい対象物を傷つけてしまうことがよくあります。

そんな時、正逆回転機能があれば、的確に対象物の山・谷の切削をすることができます。
ON・OFFフットペダル機能
ミニルーター工作は、削る→目で確認→削る...の繰り返しです。目で確認する際は、ゆっくり見たいもの。でも、ミニルーターがウィーーンって回転しっぱなしだと気が散ります。
普通のミニルーターならば、手で毎回スイッチを切るか、我慢して回転しっぱなしで確認作業をするしかありませんが、ON・OFFフットペダル搭載のミニルーターならば、別次元の快適さが手に入ります。

足元のスイッチを踏むごとに、回転スタート / ストップ。(踏みっぱなしでONとかの機構ではないです。)
この機能があると、両手がそのままで落ち着いて目視確認作業ができるので、ミニルーター工作がとても楽しくなります。
連続作業時間の制約がない
これもミニルーター工作において、大事な要素です。
連続作業時間 | アルゴファイル | プロクソン |
15分 | ○ | ○ |
30分 | ○ | ○ |
60分 | ○ | × |
それ以上 | ○ | × |
例えば、プロクソンのミニルーターは連続作業時間30分(=冷却時間30分)です。
ちょこっと削りたい時には十分なのですが、今日は休日だしガッツリ削るぞぉ!っていう時はモノ足りません。
これに対して、アルゴファイルは削り放題。
冷却時間を気にせず、集中力の続く限り削ることができます。
ワンタッチのビット着脱機能
ミニルーター工作は、先端ビットをちょくちょく交換します。1~2回なら気にならないものですが、これが数十回となるととても面倒。
そんな時、ビットの着脱がワンタッチだと非常に助かります。

アルゴファイルは、ハンドピースを90度くらい捻ればワンタッチでビットの着脱ができる機能があるので、ビット交換で煩わしい気持ちになることがありません。
本体グリップ部が金属製で高耐久
アルゴファイルスターライトセットは、機能面だけでなくハンドピースの質感も高級仕上げです。

ハンドピース部はサラリとマットな硬質ゴム素材。劣化に強い材質なのか4年間使っていても損傷や変色がありません。尚、それまで愛用していた浦和工業のマイクログラインダーはハンドピースがプラスチック躯体の為、経年劣化でヒビ割れが起きております。

値段も張る分、長い付き合いになる道具なので、このような仕様はとても嬉しいものです。
アルゴファイル本体の種類
アルゴファイルの本体は2種類あります。
①2.35mm+3.0mm両方いけるタイプ
本体カラー:ブラック・ホワイト
②2.35mmのみタイプ
本体カラー:ホワイト
①と②の違いは、「3.0mmビットが使えるか使えないか」だけです。価格差3000円程度なので、購入時にご検討下さい。
※表を作ってみました。
対応機種 | ブラック3.0+2.35 | ホワイト3.0+2.35 | ホワイト2.35 |
実売価格 | 20000円前後 | 20000円前後 | 17000円前後 |
2.35mmビット | ◯ | ◯ | ◯ |
3.0mmビット | ◯ | ◯ | × |
2.35mmと3.0mmビットの交換方法
太さの違うビットの交換には、コレットスリーブという付属品を使用します。

使い方はとても簡単なのですが、なんせ小さい部品なので無くさない様に注意が必要です。
万が一紛失した時は、メーカー純正品の販売もあります。(高いです。)
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その他付属品(おまけ)
保護メガネ・防塵マスク加えて、ダイヤバー30本セットがついてくるので、配達されてからすぐに使えます。

まとめ
アルゴファイルスターライトセット。
2万円という決して安くない買い物でしたが、買ってからこれだけ快適にミニルーター生活を送れているので、結果的に大満足です。
4年間使い続けて劣化がほとんどないのも、長年愛用できる道具としておすすめさせて頂きました。


アルゴファイルの動画を制作して、YOUTUBEにUPしてみました。